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はぴとれぽーたる:農薬ってなんなの?
安全性が明らかであると説明できる農薬とはどのようなものですか?
まず一つは、食品の成分やそれらと深い関係があるものなど、体内でどのようにふるまうかが化学的によくわかっている物質です。このような物質は、オレイン酸ナトリウムや重曹、硫黄、銅(無機のもの)など、厚生労働省が食品衛生法のポジティブリスト制度で規制しない65種の物質(群)(厚生労働省告示第498号)にあてはまる農薬有効成分のほぼすべてがあてはまります。
二つ目に挙げられるのは、有機JAS規格(日本国内で有機栽培として満たすべき条件を定めた規格)の基準で使用が認められた農薬(一部を除く)です。基本的には、一部の例外や添加物を除き、有効成分が天然由来(石油由来のものを含みます)のものや植物体に直接使わないものの一部、または生物体になっており、除虫菊(乳剤)や生存競争の原理などを利用した生物農薬(天敵昆虫・ダニ、細菌、かび、害虫に対するウイルスなど)、害虫であるガのオスだけをわな(トラップ)に大量におびき寄せてメス余りの状態にし、産卵を妨げる性フェロモン剤などがあてはまります。

JPCCNでは、これら2つの分類のうちの少なくとも一方にあてはまる農薬有効成分を、「JPCCNグリーンラベル農薬」と定め、農家が環境や食品の安全性を考えた防除暦(農薬を使うための計画書)を作成する際に、JPCCNグリーンラベル農薬だけで組むことを奨めています。

ポジティブリストって?
「**は(あっては)いけません」ということを文や表にまとめて定めたのを「ネガティブリスト」というのに対して、「**は(あっても)よいです」ということを文や表にまとめて定めたのを「ポジティブリスト」といいます。「**は(あっても)よいです」とはいっても、日本のポジティブリスト制度では、その「(あっても)よい」範囲が厳しく定められたので、実際には食品に使われる農薬などの規制が厳しくなりました。

農薬を使わないとどうなるのでしょうか?
農薬を全く使わない場合、農薬による環境に与える影響が全くないうえ、おいしくて安全性が確かな農産物をつくることができます。しかし、よいことばかりではありません。農薬を全く使うことなく、わたしたちが農産物をいつでも近くのお店で買えるようにするというのは、実際には非常に難しいことです。もし技術的にそのようなことができたとしても、農家の作業のためにかかる費用が増えるうえ、面積あたりで収穫できる量も減る場合が多いので、その分が価格にはね返ってきます。たいていの場合、有機農産物の価格は、平均的な使用回数で農薬を使用する(慣行栽培)農産物の約2倍程度です。

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